概要

新しいサービスや新しいネットワークアーキテクチャを開発、展開、実験するためのネットワークテストベッドは新世代のネットワークアーキテクチャを一から考察するためにも必要不可欠なものになりました。 分散された実験環境下において、リソースをうまく排他的に分割する新しい技術は、そういったテストベッドには不可欠です。 近年の仮想化技術のめざましい進歩が、テストベッドのためのリソース分割やリソース割り当てに大きく貢献しています。

CoreLabはPlanetLabをより向上させた新しいネットワークテストベッドであり、既存のネットワークテストベッドよりもより柔軟な環境を提供可能にしました。 例えば、CoreLabは完全仮想化と準仮想化(コンテナ型)をサポートしているため、必要に応じて様々な仮想化技術を使うことができます。

現在のところCoreLabは日本にしか設置されていません。しかしながら、我々はCoreLabを世界の他の地域に広げていくことを計画しており、また我々が密に協力し合っている他のテストベッド、例えばOneLabPlanetLab Japan、などとのフェデレーションも考えています。



特徴

Slice-oriented architecture

PlanetLabと同じように、CoreLabはスライスという概念を取り入れたアーキテクチャを採用しています。 スライスという、”分散された各ノードの中に構築される仮想的な開発環境のまとまり”をあなたは与えられます。 それを元に自分のネットワークプログラムを開発、展開することができます。

Full-featured development environment

CoreLabはあなたに完全な開発環境を提供します。 つまり、あなたは自分の仮想マシンをそれぞれ分散されたノード上に持つ事ができ、自分の好きなように仮想マシンを変更することができます。 例えば、新しいパッケージソフトウェアをインストールすることもできるし、システムのコンフィグを書き換える事も自由です。そしてさらに、自分の使いたい新しいカーネルに入れ替えることさえできます。

Various guest OSes

様々な種類のOSを選択使用できます。 現在いくつかのLinuxディストリビューションを提供しています。

Well-managed IP ports among users

PlanetLabでは、全てのIPポート番号がユーザ間で共有されており、これをシステムとして管理していません。そのため先着先取り方式を取らざるを得ません。 その一方、CoreLabでは体系的に固定されたIPポート番号が各ユーザに割り当てられるため、他のユーザによる干渉を受ける事がありません。

Distributed nodes across Japan

CoreLab は日本中に設置された20数個のノードから成り立っています。 ここからそれらを見ることができます。

Multihoming support

CoreLabはマルチホーミングをサポートしていますので、仮想マシンには異なる複数のネットワークが提供されます。 1つはSINETなどで、そしてもう1つはJGN2plusです。 そのため、ルーティングのプログラムをCoreLab上でテストすることもできます。

Members

  1. CoreLabのユーザになるにはどうしたらよいでしょうか?
  2. スライスとは何ですか?
  3. CoreLab PLC とは何ですか?
  4. どのように自分のスライスを作るのでしょうか?
  5. どのように自分のスライスにログインするのでしょうか?
  6. スライスで使えるポート番号はいくつでしょうか?

CoreLabのユーザになるにはどうしたらよいでしょうか?

現在のところ、CoreLabは開発途上であり、まだオープンにユーザを募っていません。 もし研究のためにCoreLabを使ってみたい研究者の方がいましたらこちらまでご連絡ください。

スライスとは何ですか?

スライスとは、日本中に設置されているCoreLabノードの中で動く仮想マシン群からなる仮想分散実験環境のことです。 スライスを割り当てられたユーザは個々の仮想マシンにログインできますので、それらの中でネットワークアプリケーションを動かすことができます。 ポート番号はインターネットからアクセス可能なものなので、実際にCoreLab上でサービスを動かすことができます。

CoreLab PLC とは何ですか?

CoreLabのPLC(PlanetLabでいうCentral)は中央サーバです。 全てのノードやスライスへの操作はCoreLab PLCを通して実施されます。 自分のアカウントやスライスの情報を調べたり、スライスの属性を変更したり、といったことができるウェブインターフェースを提供しています。 CoreLab PLC はここ

どのように自分のスライスを作るのでしょうか?

CoreLabではユーザが自分でスライスを作ることはできません。 管理者に要求をしてください。 以下をご参照ください。 "Slice Creation Demo".

どのように自分のスライスにログインするのでしょうか?

CoreLab PLC に登録したSSH公開鍵に一致するSSH秘密鍵であなたのスライスの仮想マシンにログインすることができます。 しかし、スライス毎にSSH用のポート番号は異なります。そのような煩わしさを排除するため、いくつかの役立つツールを提供しています。 PLCにログインしていただくとダウンロードが可能です。左側にある”Downloads”リンクをクリックしてください。

スライスで使えるポート番号はいくつでしょうか?

CoreLabでは体系的にIPポートを管理しています。 ユーザは自分で選択したポート番号を割り当てることができます。 デフォルトの設定では最大20個です。

デモムービー

  • スライスの取得方法
  • Last modified: Thursday, 17-Mar-2011 02:36:48 JST